水ナスとは?

『水なす(みずなす、水ナス、水茄子)とは?』

 

ナスは本来、灰汁が強く生で食るには向かない野菜です。

水なすは、水分を多く含み甘みがあり生で食べられるナスとして全国でも珍しい。

日本全国で栽培されていますが、特に大阪の泉州地域では栽培が盛んで特産品として全国でも知られています。

水なすにも、たくさんの種類があり地域によって違います。

大阪府貝塚市では、幻の水なす(馬場なす)と呼ばれる非常に珍しい種類があります。

水なすの原種ともいわれる(澤なす)も同じく貝塚市にありますが現在では、泉州地域で栽培している農家はほとんどありません。

他にも泉佐野市の(上之郷なす)、泉南市の(樽井巾着なす)など、水なすの歴史を語るには外せない水なすの種類があります。

栽培地域:大阪南部の泉州地域で堺~阪南市ですが、主に岸和田、貝塚、熊取、泉佐野市が産地です。

 

 

『水なすの栽培方法 』

 

水なすの栽培は非常に難しく、出荷される時に形、艶、水分などを見て厳しい品質のランクで分けられます。 

ハウスものは2月から8月頃に出荷され、普段、みなさんがよく見かける露地ものは、5月~11月頃まで出荷されます。

 

 

 

『水なすの美味しい食べ方』

 

 

水なすを美味しく食べるコツは、手で割いて醤油で食べる方法が一番です。

 

*注意→絶対に包丁で切って食べない事をお勧めします。

 

半日~2日程度、糠に漬けて食べる水なす漬けもたまらなく美味しい食べ方です。

 

 

 

 

『郷土料理じゃこごうこ』

 

大阪、泉州地域の郷土料理として忘れてはいけない、水なすの郷土料理です。

水なすの古漬けと海老を甘辛く煮詰めた佃煮です。

泉州地域の食卓では、あたり前にありましたが各家庭の味付けが違い、各地域でも少しづつ名前と味が違う特徴があります。

 

 

 

 

 

『水なすの栄養』

 

水なすの95%が水分です。

含まれる栄養素としてはビタミンC、ビタミンB1、カリウム、鉄、カルシウムなどが挙げられます。

特に多く含まれているのはカリウムで、他のものは本当に少しといった感じです。

カリウムというとキュウリなど夏野菜をイメージします。

体を冷やしたりする効果もあり夏の夏バテを防止してくれます。

なすで忘れてはいけない大切な栄養素としては、なすの黒い皮に含まれる色素成分のアントシアニンです。

なすは、ナスニンやアクはクロロゲン酸などという抗酸化成分のいわゆるポリフェノールがずば抜けて多く含まれています。
 

皮をむいたり、アク抜きをしたりせずにそのまま食べるのが、一番良い方法かもしれません。